米国で不法移民対策が激化、玄関破壊し拘束の実態とは?

米国で不法移民対策が激化、玄関破壊し拘束の実態とは?

※記事の画像はイメージです

不法移民対策の強化は住民にどのような影響を与えるのか
1. トランプ政権が不法移民対策を強化。
2. シカゴで強硬手段による不法移民拘束が実施。
3. 住民に恐怖と不安が広がる。

トランプ米政権は不法移民対策を最優先課題とし、拘束作戦を本格化させています。特に移民に寛容な政策を取る「聖域都市」とされるイリノイ州シカゴでは、捜査当局が家の玄関を破壊して不法移民を拘束する強硬手段に乗り出しました。このため、住民の間で恐怖が広がっています。

1月28日、シカゴ郊外エルジンの住宅街で、武装した移民・関税執行局(ICE)の捜査員らが、令状を持って玄関を破壊し、突入しました。清掃作業員のマリアさん(仮名)は、夫とともに跳び起きましたが、夫は捜査対象とは違う人物であることが判明したにもかかわらず、不法移民であることを理由に連行されました。彼はメキシコに強制送還される可能性があります。

マリアさんも不法移民であり、次は自分が逮捕されるかもしれないと不安を抱えています。トランプ政権は発足当初から不法移民の摘発を進めており、少なくとも5500人が拘束され、4000人以上が強制送還されています。
コピー