日本の宇宙技術はどこまで進化するのか
1. H3ロケット5号機が種子島から打ち上げ成功。
2. 準天頂衛星「みちびき」6号機を軌道に投入。
3. みちびきシステムは7機体制に拡張予定。
2025年2月2日、JAXAと三菱重工業は国産基幹ロケット「H3」5号機を種子島宇宙センターから打ち上げ、無事に成功しました。このロケットは、日本版GPS衛星とも言える準天頂衛星「みちびき」6号機を軌道に投入しました。H3ロケットは、2号機から4機連続での打ち上げ成功を記録しています。
「みちびき」6号機は、位置情報や時刻情報を提供する社会インフラである準天頂衛星システムの一部で、今回の打ち上げにより、システムは7機体制に拡張される予定です。衛星による測位には4機以上が必要で、追加3機により日本上空に常に4機以上が滞空することで、他国のシステムに頼らずに持続測位が可能になります。
将来的には、バックアップ強化のために11機体制へと拡張し、故障時にも測位機能を維持できるようにする計画です。