北陸地方で史上最も早い「春一番」が観測された理由とは
1. 北陸地方で史上最も早い「春一番」が観測された。
2. 低気圧の影響で南よりの風が強く吹いた。
3. 4日以降、大雪の恐れがあり注意が必要。
新潟地方気象台は、北陸地方で「春一番」が観測されたと発表しました。これは、1999年に気象台が「春一番」の発表を始めて以来、最も早い観測日となります。
低気圧が日本海にあり、発達しながら東北東へ進んでいるため、北陸地方ではやや強い南よりの風が吹き、気温も上昇しました。「春一番」は、冬から春へと変わる時期に初めて吹く暖かい南よりの強い風で、この風を吹かせる低気圧の通過後は、冬型の気圧配置となり、日本海側では雪や雨が降り、気温も寒さに戻ることがあります。
4日以降、強烈な寒気が流れ込み、平地でも大雪となる恐れがあり、警報級の大雪が予想されています。特に上越・中越の山沿いでは、5日朝からの24時間で1メートルの雪が降ると予想されており、今後の気象情報に十分注意が必要です。