FRBの金利政策は今後どうなるのか
1. パウエル議長は金利を据え置く考えを示した。
2. トランプ大統領の関税策の影響は時期尚早と述べた。
3. FRBは昨年12月まで3会合連続で利下げしていた。
米FRBのパウエル議長は、議会上院の公聴会で米経済が好調であると述べ、政策金利を急いで引き下げる理由はないとした。
トランプ大統領の関税強化策については、インフレなど経済への影響を語るのは時期尚早と主張。FRBは1月のFOMCで政策金利を維持し、昨年12月まで3会合連続で利下げしていたが、景気下支えのための金融緩和が進んでいるとした。
昨年12月の経済見通しでは2025年に2回分の利下げを見込んでおり、個人消費支出物価指数の伸びが続いているため、市場では早期利下げへの観測は高まっていない。