袴田さん弁護団、談話を巡り国を提訴へ。真相は如何に?

袴田さん弁護団、談話を巡り国を提訴へ。真相は如何に?

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袴田巖さんの名誉は守られるのか
1. 袴田巖さんの無罪が再審で確定。2. 検事総長の談話が名誉毀損とされ提訴方針。3. 検事正が謝罪も談話撤回はなし。

袴田巖さんは1966年に静岡県で発生した強盗殺人放火事件で逮捕され、一度は死刑が確定しました。しかし、再審を経て2024年に無罪が確定しました。

この事件をめぐり、畝本直美検事総長が出した談話が名誉を毀損しているとして、袴田さんの弁護団は国を提訴する方針を固めました。検事総長は無罪判決に対し「判決は多くの問題を含む」とし、控訴を断念する際に上級審の判断を仰ぐべきと述べました。

これに対し、弁護団は袴田さんを犯人視しているとし、談話の撤回と謝罪を求めましたが、2月12日までに謝罪や撤回がなかったため、損害賠償を求める訴えを起こす方針です。

2024年11月には静岡地検の山田英夫検事正が袴田さんと姉に謝罪しましたが、談話の撤回は行われていません。
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