夢洲の市有地売却、なぜ異例の事態に
1. 夢洲の市有地売却が異例の事態に直面。
2. 売却額の算定が複数回行われ、価格が倍増。
3. 契約が成立せず、再度の手続きが必要。
大阪・関西万博が開催される夢洲の市有地売却が異例の事態に直面しています。関西電力の子会社が変電所を建設中で、万博後も重要な役割を果たす予定のこの土地は、売却額の算定が複数回行われ、最終的に価格が倍増しました。しかし、契約が成立せず、再度の手続きが必要となっています。
市側は売却額を不動産鑑定業者に委託し、最初の算定額は1平方メートルあたり約15万円でしたが、審議会での異論により再算定が行われ、最終的に1平方メートルあたり約33万円に達しました。
関電側は市有地を一時的に借りる形で賃料を支払い続けていますが、購入が遅れるほど損失が増える状況です。市の契約部門は、承認された売却額の値引きは通常ありえないとしています。