セブン&アイはなぜヨークHDを売却するのか
1. セブン&アイがヨークHD株をベインキャピタルに売却予定。
2. ヨークHDの企業価値は7000億円以上と評価。
3. セブン&アイはコンビニ事業に経営資源を集中予定。
セブン&アイ・ホールディングスは、傘下のスーパー、イトーヨーカ堂などを束ねる中間持ち株会社ヨーク・ホールディングスの株式売却について、米投資ファンドのベインキャピタルに優先交渉権を与える方針を決定しました。
ベインはヨークHDの企業価値を7000億円以上と評価し、今後、出資比率などについて詳細な協議に入る予定です。
ヨークHDの売却先を巡っては、ベインの他に米コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)や日本産業パートナーズ(JIP)も入札に参加していましたが、セブン&アイはベインを選びました。
ベインは、ヨーカ堂などの集客力を高めるため、不動産大手ヒューリックとの連携も模索しています。
セブン&アイは、ヨークHD株の過半を売却し、2026年2月までに持ち分法適用会社化し、コンビニ事業に経営資源を集中する方針です。