国民民主、妥協案で揺れる「壁」問題の行方は?

国民民主、妥協案で揺れる「壁」問題の行方は?

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国民民主党は年収103万円の壁見直しでどう動くのか
1. 国民民主党は年収103万円の壁見直しでジレンマを抱える。
2. 公明案は年収850万円の要件を設け、段階的に非課税枠を上乗せ。
3. 国民民主は所得制限撤廃を求め、与党との協議を継続したい意向。

国民民主党は「年収103万円の壁」の見直しを巡り、与党との協議でジレンマを抱えています。公明党が示した妥協案を受け入れるかどうかで、支持を失う可能性と政策実現の機会を逃すリスクの間で揺れています。

公明案は年収850万円の要件を設け、年収が低くなるほど段階的に非課税枠を上乗せする内容です。国民民主はこれまで所得制限なしの「178万円」を主張してきたため、党内では所得制限撤廃を求める声が強いです。

与党は維新の会と高校授業料無償化を柱とする予算案修正で合意し、国民民主との協議が決裂した場合、維新と協力して公明案を実現する案も検討されています。国民民主は政策実現を優先し、与党との協議を継続したい意向を示しています。
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