ホワイトハウスの記者選定変更は報道の自由に影響するのか
1. ホワイトハウスが記者選定を変更。新興メディアに機会。
2. ホワイトハウス記者会が批判。自由な報道を求める。
3. トランプ政権、AP通信を批判し取材を制限。
ホワイトハウスは、これまでの慣例を変更し、大統領への代表取材をホワイトハウス側が選んだ記者が行うと表明しました。これにより、ワシントンを拠点とする記者によるホワイトハウス記者会が持っていた取材権限が見直され、新興メディアにも取材の機会が与えられることになります。レビット報道官は、特権を独占すべきではないとし、保守系の動画メディアやポッドキャスト配信者などが念頭にあるとみられます。
一方で、ホワイトハウス記者会は、指導者が自らを取材する報道陣を選ぶべきではないと批判する声明を発表しました。トランプ政権は大手メディアを「フェイクニュース」と批判し、圧力を強めています。特にAP通信に対しては、トランプ政権が決めた「メキシコ湾」の名称を「アメリカ湾」に改める方針に従わないとして、大統領執務室や大統領専用機での取材を禁止しています。トランプ大統領はAP通信を「極左」と批判しました。