セブン、創業家のMBO提案を断念!その背景とは?

セブン、創業家のMBO提案を断念!その背景とは?

※記事の画像はイメージです

セブン&アイはMBOを断念するのか
1. セブン&アイHDがMBOを断念する方向で調整中。
2. 伊藤忠商事が出資を断念し、資金確保が困難に。
3. セブンは自力での企業価値向上を目指す。

セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、創業家から提案されていた経営陣による自社株買収(MBO)の実施を断念する方向で最終調整を進めています。

買収案の総額は8兆~9兆円規模とされていましたが、有力な出資企業候補とされていた伊藤忠商事が参画を断念したため、資金確保の見通しが立たなくなりました。

セブンは昨年8月、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けていましたが、これに対抗するために創業家がMBOを提案していました。

しかし、伊藤忠が出資を断念したことで、資金調達の枠組みが固まらず、MBO案を断念する方向で取締役会で決議される見込みです。

今後、セブンは自力での企業価値向上を目指す方針です。
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