トランプとゼレンスキーの会談はなぜ物別れに終わったのか
1. トランプとゼレンスキーの会談は口論で物別れに。
2. バンス副大統領の発言が火種となった。
3. ゼレンスキーは米国の安全保証を求めたが非難された。
2023年2月28日、ワシントンで行われたトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の首脳会談は、当初の和やかな雰囲気から一転し、激しい口論の末に物別れに終わりました。
会談の火種となったのは、同席していたバンス米副大統領の「無礼だ」との一言でした。ゼレンスキー大統領は手ぶりを交えて反論し、トランプ大統領は顔を赤くして怒る場面も見られました。大統領執務室は緊迫した空気に包まれました。
ゼレンスキー大統領は、ロシアとの戦闘終結後に米国による安全の保証を求めましたが、バンス副大統領は「米国の大統領執務室にやって来て、米メディアの前で議論しようとするのは失礼だ」と攻撃を続けました。
トランプ大統領は、ゼレンスキー大統領が停戦を望んでいないとして「第三次大戦を賭けている」と非難し、「米国がいなければ強気ではいられないだろう。取引をするか、私たちが引き揚げるかのどちらかだ」と迫りました。
結果として、記者会見はキャンセルされ、ゼレンスキー大統領は足早に車に乗り込みホワイトハウスを去りました。