山林火災の影響はどこまで広がるのか
1. 岩手県大船渡市で山林火災が発生し、避難指示が拡大。
2. 火災で約1400ヘクタールが焼失し、平成以降最大規模。
3. 消火活動に17機のヘリが参加し、避難所に多くの住民が避難。
岩手県大船渡市で発生した山林火災は、4日目に入り避難指示が拡大し、141世帯333人が新たに避難を指示されました。これにより、避難対象は市の人口の1割を超える1896世帯4596人に達しました。焼失面積も200ヘクタール増え、約1400ヘクタールに拡大し、平成以降で最大の山林火災となっています。
避難所では、多くの住民が不安な夜を過ごしています。火災は赤崎町で発生し、80棟以上の住宅に被害が出ているとみられますが、詳しい状況はまだ調査中です。避難指示が出ている三陸町綾里小路では、1人の焼死体が見つかっています。
消火活動には17機のヘリコプターが参加し、自衛隊の大型ヘリや岩手、宮城、福島各県の防災ヘリが散水を行っています。岩手県沿岸南部には乾燥注意報と強風注意報が出されています。
市の発表によれば、1日午前7時時点で公民館や小学校などの避難所に1033人が避難しています。猪川町の猪川小体育館では、約45張りの簡易テントが設置され、避難者を受け入れています。