海自の護衛艦、2月に台湾海峡を通過！その目的とは？

1. 海自護衛艦「あきづき」が台湾海峡を通過。
2. 中国の軍事的威圧をけん制する狙い。
3. 石破首相が派遣を了承。

海上自衛隊の護衛艦「あきづき」が2月上旬に台湾海峡を通過しました。これは自衛隊単独で初めてのことで、中国の軍事的な威圧をけん制する狙いがあります。昨年9月以来、2例目の通過となります。

日本政府関係者によると、あきづきは海峡を北から南に通航し、2月5日に南シナ海で行われた米国、オーストラリア、フィリピンとの共同訓練に参加しました。中国は昨年12月に軍艦や海警船を沖縄周辺で活動させるなど、挑発的な行動をエスカレートさせています。

石破首相はこの状況を懸念し、対抗措置としてあきづきの派遣を了承しました。米国などは台湾海峡を国際水域とし、日本政府も航行の自由を認める立場です。

日本の歴代政権は中国の反発を考慮し、海自艦による台湾海峡通過を控えてきましたが、中国の軍事的緊張を踏まえ、航行の自由をアピールする姿勢に転換しました。