全国で74人の子どもが行方不明に。虐待の可能性も浮上。

全国で74人の子どもが行方不明に。虐待の可能性も浮上。

※記事の画像はイメージです

子供の行方不明、誰が気づくべきだったのか
1. 大阪府八尾市でコンクリート詰め遺体発見。
2. 行方不明児童の所在確認が課題。
3. 児童虐待防止対策が進行中。

大阪府八尾市の集合住宅で、コンクリート詰めにされた遺体が発見されました。逮捕された飯森憲幸容疑者は、遺体が十数年前に預かっていた姉の子であると説明しています。遺体の身長は1メートルほどで、7歳女児の平均身長よりもかなり小さかったことが判明しました。

自治体は行方不明の子供の所在確認を続けていますが、事件や虐待に巻き込まれるケースが後を絶ちません。令和6年度の学校基本調査によると、義務教育年齢の日本国籍を有する児童生徒のうち、1年以上所在不明の「居所不明児童・生徒」は全国で74人に上ります。文部科学省は、自治体や児童相談所と連携し、子供の所在確認を進めるよう求めています。

また、こども家庭庁も児童虐待防止対策として、未受診者や不就学児の状況確認を各自治体に要請しています。令和5年度の調査では、2万5745人が確認対象となり、このうち3人は状況確認ができませんでした。

過去には、大阪府富田林市で住民登録上10歳の男児が行方不明となり、親族が遺体を埋めたと説明しましたが、遺体は見つかりませんでした。このように、居所不明の子供の問題が浮き彫りになっています。
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