大船渡市の山林火災、どのように鎮火するのか
1. 大船渡市の山林火災が約2100ヘクタールに拡大。
2. 消防や自衛隊が消火活動を続けるが鎮火の見通しなし。
3. 1896世帯に避難指示、乾燥注意報が発令中。
岩手県大船渡市で発生した大規模な山林火災は、焼失面積が約2100ヘクタールに拡大しました。陸上自衛隊東北方面隊のヘリコプター偵察部隊が、赤崎町南部で複数の住宅が延焼していることを確認しました。
外口地区の住民は避難済みで、消防や自衛隊が懸命に消火活動を続けていますが、鎮火の見通しは立っていません。石破茂首相は、消防や自衛隊の能力を最大限に活用し、人家への影響を防ぐと述べました。
市街地のある大船渡湾方面では火の勢いを抑えましたが、太平洋方面など広範囲に火が広がっています。煙が見えなくなっても再び燃え出す地域があり、1896世帯4596人に避難指示が続いています。
大船渡市には乾燥注意報が出されており、3日も自衛隊の大型ヘリコプターなどが空から消火を実施し、全国各地から派遣された消防が24時間態勢で活動しています。この火災は2月26日に発生し、平成以降の山林火災で最大規模となっています。