備蓄米の追加放出を求める声が急増中、その背景とは?

備蓄米の追加放出を求める声が急増中、その背景とは?

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政府の備蓄米放出はコメ価格を抑制できるのか
1. 政府はコメ価格抑制のため備蓄米放出を発表。2. 集荷業者は価格効果に懐疑的で追加放出を求める声も。3. 流通滞りや品質悪化がコメ不足の一因とされる。

政府はコメの価格抑制を目的に、備蓄米の放出を決定しました。しかし、2月に放出方針を発表した後もコメの価格は高止まりしており、当初予定していた15万トンの放出による値下げ効果には、集荷業者や卸業者の多くが懐疑的です。早くも追加放出が必要だとの声も上がっています。

入札に参加できるのは年間仕入れ量が5千トン以上の大手集荷業者で、応札の上限は業者ごとに決まっています。大手集荷業者は、どの品種を落札できるか不明で、価格への影響も見通せないとしています。一方、中小の卸業者は、大手卸業者へ優先的に配分される可能性があり、自分たちには手に入らないかもしれないと指摘しています。

農林水産省は、コメの値上がりの原因として、生産量は十分だが一部業者で流通が滞っていることを挙げていますが、業界内では生産量が足りていないとの声もあります。高温障害などによる品質悪化で、実際に販売できるコメの量が少ないとの見方もあります。
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