春闘で賃上げの好調な回答が続出、注目の動向!

春闘で賃上げの好調な回答が続出、注目の動向!

※記事の画像はイメージです

今年の春闘で賃上げ要求はどのように応じられたのか
1. 今年の春闘で多くの大企業が高水準の賃上げ回答をした。
2. トヨタは労組の賃上げ要求に満額で応じた。
3. 電機や重工、化学大手も高い賃上げ回答を行った。

今年の春闘では、多くの大企業が労働組合の賃上げ要求に対して高水準の回答を行いました。物価高や人手不足を背景に、昨年に続き賃上げ率が高い水準となっています。

トヨタ自動車は労組からの「最高水準」の賃上げ要求に満額で応じ、5年連続の満額回答となりました。日産自動車は月1万8千円の賃上げ要求に対し、1万6500円で回答しましたが、満額回答には至りませんでした。

電機大手では、日立製作所やNECが労組の要求に満額で回答し、三菱電機は1万5千円で回答しました。重工大手の三菱重工業、川崎重工業、IHIも満額回答を行い、鉄鋼大手のJFEスチールも同様に応じました。

化学大手の三菱ケミカルは、労組の要求を超える4.8%のベアを実施しました。さらに、自動車部品大手のデンソーや外食大手のゼンショーホールディングスも高い賃上げを決定しましたが、サントリーHDは労組の要求に満額で応じませんでした。
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