クレジットカードの不正利用、どのように防ぐか
1. イオンカードの不正取引被害が99億円に達した。
2. 被害者への補償を進め、特別損失を計上予定。
3. 防止策を講じ、新たな被害はほぼ発生していない。
イオンフィナンシャルサービスは、クレジットカード「イオンカード」の不正取引が昨年から相次ぎ、被害総額が99億円に達したと発表しました。数万人のカード利用者が被害に遭い、同社は被害者への補償を進めています。2025年2月期連結決算に99億円の特別損失を計上する見込みです。
既に防止策を講じており、新たな被害はほぼ発生していないとしています。白川俊介会長兼社長は記者会見で、不正利用の広がりを迅速に抑止できず、被害者への対応が遅れたことを謝罪しました。
被害は昨年春ごろから急増し、フィッシングサイトで盗まれたカード情報が「Apple Pay iD」に登録され、決済に使われていました。犯罪グループはオフラインで少額決済を繰り返す手口を用いていました。