伊方原発3号機の運転差し止め請求、なぜ退けられたのか
1. 伊方原発3号機の運転差し止め請求が退けられた。
愛媛県伊方町の四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを求めた訴訟で、松山地裁は住民側の請求を退けた。
住民側は地震や火山噴火への対策、避難計画の妥当性を争点とし、特に中央構造線による地震リスクや阿蘇山の噴火影響を指摘したが、四電側はこれらのリスクを適切に評価していると反論した。
過去には広島高裁が運転差し止めを認めたが、異議審で覆されている。
伊方原発は四国電力が唯一持つ原子力発電所で、3号機は1994年に運転開始し、プルサーマル発電を行っている。