テレビ朝日の不祥事、信頼回復は可能か
1. テレビ朝日の社員が不適切な経費使用とパワハラで降格。
2. 番組『ナスD大冒険TV』が打ち切り、SNSも削除。
3. 監督責任で上司も処分、社員は不正金額を返済済み。
テレビ朝日は、コンテンツ編成局第2制作部のエグゼクティブディレクターが会社経費を不適切に使用し、スタッフに対するパワーハラスメントを行ったとして、降格処分を発表しました。
この社員は、2019年から2023年1月にかけて、個人的な会食費用を会社に請求し、不正に約517万円を受領していました。また、複数のスタッフに対して人格を否定する発言を繰り返していたことも確認されました。
この事態を受け、監督責任としてコンテンツ編成局長らが減給処分を受け、担当役員も報酬の一部を自主返納しました。問題の社員は不正に受領した金額を全額返済済みです。
人気番組『ナスD大冒険TV』は打ち切りとなり、公式サイトやSNSも閉鎖されました。テレビ朝日は、視聴者や関係者の信頼を裏切ったことを謝罪し、再発防止策を講じるとしています。