被災地の復旧はいつ完了するのか
1. 豪雨被災地での復旧作業が続く。
2. ライフライン未復旧で住民は避難中。
3. 川底の土砂堆積が氾濫の危険を増す。
昨年9月21日の奥能登豪雨から半年が経過したが、被災地では依然として復旧作業が続いている。輪島市久手川町では、住民が家族や知人を失った悲しみを抱えながら、泥出し作業を続けている。多くの住民が避難を続けており、電気や水道といったライフラインが未復旧のため、自宅に戻ることができない状況だ。
元区長の瀬例敏之さんは、土砂で浅くなった川底を見つめ、ライフラインの復旧と河川整備が必要だと訴えている。豪雨で寸断された道路の復旧も進んでおらず、電柱や水道管の整備も未定である。さらに、豪雨の土砂で浅くなった塚田川の川底を掘り下げることも求められている。
国土交通省は、再び豪雨が起きても流木を食い止められるよう、塚田川上流に鋼鉄製のワイヤネットを整備したが、河川改修の完了時期は不明である。久手川の住民は70世帯から10世帯ほどに減少したが、電気や水道が復旧すれば、再び家を再建して住みたいと希望する人々がいる。