時代にそぐわず、町と議員の懇親会が中止に。背景は?

時代にそぐわず、町と議員の懇親会が中止に。背景は?

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山ノ内町の懇親会中止は時代の流れに合っているのか
1. 山ノ内町は町幹部と町議の懇親会を取りやめる。
2. 懇親会は勤務時間外に自費で参加が求められた。
3. 働き方改革の一環として慣例を見直すことにした。

長野県山ノ内町は、町議会3月定例会後に毎年開催していた町幹部と町議の懇親会を本年度から取りやめることを決定しました。この懇親会は、町側が新年度予算案を可決した議会側に感謝し、議会側が退職する町幹部職員を慰労する目的で長年続けられてきました。

しかし、町職員にとっては勤務時間外に自腹で参加を強いられる状況があり、「時代に合わない慣例」として取りやめが決まりました。懇親会は3月定例会のほか、議会の決算認定を受ける9月定例会の後にも開催されており、町内の温泉旅館を会場に町長ら理事者と課長級職員が出席していました。

参加は強制ではないものの、全員出席が原則とされ、負担を感じる職員もいたとされています。平沢岳町長は、働き方改革の中で慣例を続けることに疑問を持ち、議会側に懇親会の中止を打診しました。

湯本晴彦議長は、町主催のため開催の判断は受け止めるしかないとしつつ、懇親会を惜しむ声もあると述べました。
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