日本の防衛力強化はどのように進むのか
1. 自衛隊は長射程ミサイルを主体的に運用する基本原則を策定。
2. 統合作戦司令部がミサイル運用の中心的役割を担う。
3. 米国との情報共有が懸念材料で、独自の抑止力を目指す。
防衛省・自衛隊は、長射程ミサイルの運用において、日本が主体的に発射する基本原則を策定しました。新たに発足する統合作戦司令部が、陸海空自衛隊の指揮を一元化し、運用の中心的役割を担います。
長射程ミサイルは、敵の攻撃圏外から攻撃できる「スタンドオフミサイル」として、防衛力強化の要とされています。運用には多様な情報収集手段が必要で、地上発射型だけでなく艦艇や戦闘機からの発射も考慮されています。
日本の主体性を重視し、独自の抑止力を目指す一方で、米国との情報共有が懸念材料となっています。米国製巡航ミサイル「トマホーク」の運用には米軍の支援が必要で、国産ミサイルの一元運用には段階的整備が求められます。