ブラジル大統領夫妻の訪日で両国関係はどう変わるのか
1. 天皇、皇后両陛下がルラ大統領夫妻を歓迎。
2. 両国の友好関係と日系人の貢献を称賛。
3. 宮中晩さん会で和食を初めて提供。
ブラジルのルラ大統領夫妻が国賓として来日し、天皇、皇后両陛下が主催する宮中晩さん会が開かれました。天皇陛下は、日系人や日本で暮らすブラジル人の活躍に触れ、両国の友好関係が深まることを願いました。
国賓の来日は新型コロナウイルス感染症の影響で6年ぶりであり、愛子さまの出席は初めてです。今年は両国の外交関係樹立130周年にあたり、天皇陛下は初期に移住した日本人の苦労や努力を称賛し、ブラジル政府と国民への感謝を述べました。
宮中晩さん会では、両陛下の意向で和食が初めてメニューに加わり、サッカーの三浦知良選手や日系3世の歌手マルシアさんらが出席しました。
午前中の会見では、大統領夫人が女性へのドメスティックバイオレンス問題に取り組んでいることが説明され、大統領が男女の賃金格差の課題を話すと、皇后雅子さまは感銘を受けたと述べました。
外交関係130周年に合わせて、佳子さまが6月にブラジルを公式訪問する予定です。