80年前、沖縄の島々に迫った米軍の影響とは？

1. 1945年、沖縄で日米地上戦が始まった。
2. 約20万人が死亡し、住民の死者は9万4000人。
3. 沖縄県民の4人に1人が亡くなった。

1945年3月26日、米軍は沖縄本島の西にある慶良間諸島に上陸し、日米両軍による地上戦が始まりました。組織的戦闘が終結したのは6月23日で、約3カ月にわたる戦闘で日米合わせて約20万人が死亡しました。

米軍の目的は、沖縄を占領して日本本土への進攻拠点とすることでした。4月1日には沖縄本島中部に上陸し、激戦を制して5月中旬には日本軍の司令部があった首里に迫りました。日本軍は兵力や装備で劣勢でありながら、本島南部に撤退して戦闘を継続しました。

住民は米軍の攻撃にさらされ、多くが命を落としました。沖縄戦では住民の集団自決や日本兵による住民の殺害もあり、死者20万人のうち住民の死者は9万4000人に上り、沖縄県民の4人に1人が亡くなったとされています。