自転車事故の増加、どう防ぐ?
1. 小中高校生の自転車事故は4月から6月に増加。
2. 自転車事故の死傷者は16歳が最多。
3. 自転車保険の義務化が進行中。
警察庁の調査によると、過去5年間で小中高校生の自転車事故による死亡・重傷者数は4月から6月にかけて増加する傾向があることが判明しました。特に自転車乗用中の死傷者は16歳が最多で、1万7141人に上ります。
小学生は友人の家に行く途中での事故が多く、中学生は登校中、高校生は登下校中の事故が大部分を占めています。警察庁は、16歳の高校生が自転車通学を始めることで、慣れによる注意力の低下や行動範囲の拡大が事故の原因と考えています。
4月6日から始まる「春の全国交通安全運動」では、子どもの安全や自転車利用時のヘルメット着用など、交通ルールの徹底が呼びかけられています。また、事故で1億円の賠償が発生するケースもあり、自転車保険の義務化が進んでいます。