2025年度予算案が参院予算委で可決！その背景とは？

1. 参院予算委員会が再修正案を全会一致で可決。
2. 高額療養費制度の自己負担額上限引き上げを凍結。
3. 予算案が参院で修正され、衆院の同意を得て成立予定。

参院予算委員会は31日午前、2025年度予算案に関し、自民、公明両党提出の再修正案を全会一致で可決しました。高額療養費制度の自己負担額上限引き上げを全面凍結する政府方針を踏まえ、再修正が行われました。

内閣が提出した予算案は自公と日本維新の会の賛成で可決され、午後の参院本会議で可決後、衆院に回付され、衆院本会議で夕方に採決される予定です。予算案が参院で修正され、衆院の同意を得て成立すれば、現行憲法下で初となります。

少数与党の石破政権は24年度内の成立を今国会の最優先課題に位置付けていました。予算案は、通常国会が召集された1月24日に政府が提出し、与党が維新と合意した高校授業料無償化や、所得税が生じる「年収103万円の壁」見直しに関する与野党協議の結果を反映した修正が行われ、今月4日に衆院を通過しました。

国会で当初予算案を修正したのは1996年以来29年ぶり、減額修正は55年以来70年ぶりとなります。