コロナ5年、医療体制の「弱点」は未解決のまま?

コロナ5年、医療体制の「弱点」は未解決のまま?

※記事の画像はイメージです

医療体制は高齢化と感染症にどう対応するのか
1. 佐倉病院で患者受け入れ要請が急増。
2. 高齢化と感染症流行で医療逼迫。
3. 重症者受け入れ先不足が続く。

千葉県佐倉市の東邦大医療センター佐倉病院では、1月に患者の受け入れ要請が急増し、満床のため多くの要請を断らざるを得ない状況に陥りました。

特に高齢化が進む地域では、インフルエンザの流行が重なり、入院患者が増加。これにより、重症者の受け入れにも影響が出ています。佐倉病院では、ICUのベッドが埋まり、通常の医療が制限される事態となっています。

周辺地域の回復期病院も満床で、転院先が見つからず、入院期間が延びることもあります。鈴木院長は、高齢化と感染症流行が重なると、通常の医療を制限せざるを得ない状況になると危機感を示しています。

国内では新型コロナの流行から5年が経過し、高齢化が進行。感染症への対応能力は強化されましたが、重症者の受け入れ先不足という構造的な問題は解決されていません。
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