医療ヘリ事故の真相解明へ、運航会社に家宅捜索が入る。

1. 医療用ヘリ事故で3人死亡、家宅捜索開始。
2. 業務上過失致死傷の疑いで捜査中。
3. ヘリの引き上げ作業が進行中。

6日に長崎県壱岐沖で発生した医療用ヘリコプターの事故で、唐津海上保安部は9日、運航会社「エス・ジー・シー佐賀航空」の家宅捜索を行いました。この事故では、患者とその付き添い、医師の3人が死亡しました。事故の原因として、業務上過失致死傷の疑いが持たれています。

機長は、フロートと呼ばれる浮き具を手動で出したと証言しており、海上保安部と事故調査官が当時の状況を詳しく調べています。

また、9日午前7時半ごろから、海中に残されたヘリコプターの引き上げ作業が開始され、「日本サルベージ」が実施しています。ヘリコプターは、機体にワイヤーを掛けてクレーンで吊り上げ、台船に載せられました。