トランプ大統領の関税措置停止で市場はどう変わるのか
1. 日経平均株価が急反発し、過去2番目の上昇幅を記録。
2. トランプ大統領の関税措置停止で市場の懸念が後退。
3. 米中貿易摩擦の懸念は依然として強く、市場の緊張感は続く。
10日の東京株式市場では、日経平均株価が急反発し、前日比2894円97銭高の3万4609円00銭で取引を終えました。この上昇は過去2番目の大きさで、トランプ米大統領が相互関税の上乗せ分を90日間停止するとSNSで発表したことが背景にあります。これにより、世界経済の減速懸念が後退し、9日のニューヨーク市場でもダウ工業株30種平均が反発しました。
しかし、米政権は対中追加関税を125%に引き上げると発表し、中国側も対抗姿勢を示しています。米中貿易摩擦の懸念は依然として強く、市場の緊張感は解けていません。市場関係者は、米中の歩み寄りが今後の注目点であると指摘しています。