米国が相互関税の対象からスマホを除外、その背景とは？

1. トランプ政権はスマホを相互関税から除外。
2. アップル製品の価格急騰を回避する狙い。
3. ハイテク企業への打撃を緩和する修正。

トランプ米政権は、相互関税の対象からスマートフォンやノートパソコンなどを除外すると発表しました。これは、中国に対する相互関税を125％に引き上げたことにより、米アップルのiPhoneの価格が急騰する懸念があったためです。消費者の反発を避ける狙いがあるとみられます。

税関・国境警備局の通知によれば、スマホに加え、ノートパソコンやタブレット端末、ハードディスク、その他の電子機器も対象から外されました。この修正により、アップルなどのハイテク企業にとっては、相互関税の影響が緩和されると予想されています。

第1次トランプ政権が中国への制裁関税を課した際も、米国の消費者への影響を考慮し、スマホやノートパソコンなど一部製品には発動しませんでした。