防衛相が新たな戦域構想を米国に伝達、その狙いとは?

防衛相が新たな戦域構想を米国に伝達、その狙いとは?

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ワンシアター構想は地域の安定に寄与するのか
1. 中谷防衛相がワンシアター構想を提案。
2. 地理的範囲や自衛隊活動は不明確。
3. 日米豪韓比の連携強化を米側が歓迎。

中谷元防衛相は、ヘグセス米国防長官との会談で、東シナ海や南シナ海、朝鮮半島を含む地域を一体の「ワンシアター」として捉え、日米が同志国と防衛協力を強化する構想を提案しました。

この構想の具体的な地理的範囲や自衛隊の活動範囲はまだ明確ではなく、日本が他国の有事に巻き込まれるリスクが指摘されています。

中谷氏は、日米豪、フィリピン、韓国を一つのシアターと見なし、連携を深めたいと述べ、ヘグセス氏はこれを歓迎しました。

ヘグセス氏は石破茂首相との会談でもこの構想に言及し、日米豪韓比の連携の重要性を指摘しました。米側はこの提案を基に防衛協力を進める可能性があります。
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