ロシアの軍事演習、日露関係にどのような影響を与えるのか
1. ロシアが北海道近海で軍事演習を通告し、日本が抗議。
2. 演習地域は北方領土を含み、無害通航権を停止。
3. 日本のミサイル訓練にロシアが抗議し、緊張が高まる。
ロシアが北海道近海を含む広範な海域で軍事演習を行うと通告し、日本政府が抗議しました。演習の指定地域には北方領土も含まれており、近年では異例の広範囲です。
ロシアは16日、北方領土周辺海域で日本船舶を含む各国の「無害通航権」を停止し、日本政府は警戒を強めています。外務省は17日、外交ルートを通じてロシア側に抗議し、北方四島における軍備強化の動きは日本の立場と相いれないと表明しました。
演習の指定地域には北海道東方や歯舞群島、国後島、色丹島などが含まれ、政府関係者は「これほど日本に近接し、広範囲の演習通告は近年なかった」と述べています。
無害通航権停止の理由は説明されていませんが、ロシアは6月に予定されている自衛隊のミサイル発射訓練に対しても抗議し、挑発的軍事活動と批判しています。外務省はロシア側の射撃演習との関連は不明としています。