首相が対米関税交渉で新たな戦略を模索中!その「カード」とは?

首相が対米関税交渉で新たな戦略を模索中!その「カード」とは?

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日米関税交渉、ウィンウィンの関係は実現するのか
1. 石破首相は日米関税交渉の方針を協議。
2. 赤沢氏はウィンウィンの関係を目指す。
3. 岩屋外相は自動車関税撤廃を提案予定。

石破茂首相は19日、日米関税交渉を担当する赤沢亮正経済再生担当相や林芳正官房長官らを首相公邸に集め、今後の方針を巡って約1時間半にわたり話し合いました。次回閣僚協議で「具体的な前進」を得るため、用意すべき交渉カードについて意見を交わしました。

ワシントンでの会談では、トランプ大統領やベセント財務長官らの発言を詳細に分析し、米側の重点事項や優先順位、日本側の主張を検討しました。赤沢氏は記者団に「大事なのは全体のパッケージだ。お互い納得できるかということで、ウィンウィンの関係をつくっていく」と説明し、米側の要求に沿いつつ日本側の利益も確保したい意向を示しました。

岩屋毅外相は地元選挙区で記者会見し、自動車産業の関税撤廃を提案する意向を示し、安全保障面の負担については貿易問題と同列に扱うべきではないと述べました。
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