備蓄米の入札がスタート!流通ルールの変革が注目されています。

備蓄米の入札がスタート!流通ルールの変革が注目されています。

※記事の画像はイメージです

備蓄米の流通はどのように改善されるのか
1. 農水省が備蓄米の3回目の入札を開始。10万トンが対象。
2. 3月の入札で21万トン放出も流通に時間がかかる。
3. 流通ルール見直しで地方や中小業者に行き渡らせる狙い。

農林水産省は、政府備蓄米の流通を円滑にするため、3回目の入札を開始しました。今回の入札では、2023年産の「まっしぐら」や「天のつぶ」など、合計56銘柄、10万トンが対象となっています。入札は25日まで行われ、落札業者への引き渡しは5月になる見通しです。

3月には2回の入札が行われ、21万トンが放出されましたが、流通に時間がかかり、3月末時点で小売店には426トンしか行き渡っていません。農水省は、7月頃まで毎月備蓄米を放出し、価格を抑制する考えです。

これまで業者間の転売を防ぐため、卸売業者間での売買を禁止していましたが、流通ルールを見直し、取引実績のある卸売業者間での取引を可能にしました。これにより、地方や中小の業者にも備蓄米が行き渡ることを目指しています。
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