脱線事故で失った娘への思いを綴った母の日記、25冊以上の物語。

脱線事故で失った娘への思いを綴った母の日記、25冊以上の物語。

※記事の画像はイメージです

なぜ上田直子さんは娘へのメッセージを書き続けるのか
1. 上田直子さんは娘へのメッセージを毎日書き続けている。
2. 娘の平野智子さんはJR宝塚線脱線事故で亡くなった。
3. 孫たちの近況をノートで娘に伝え続けている。

兵庫県丹波市の上田直子さんは、JR宝塚線脱線事故で亡くなった娘、平野智子さんへのメッセージを毎日ノートに書き続けています。

智子さんは結婚して3人の息子を育てており、事故に遭ったのは大阪へ買い物に行く途中のことでした。生前、智子さんは毎日朝と夕に母親に電話をかけており、その習慣が途絶えたことが上田さんにとって大きな喪失感をもたらしました。

事故から1年後、上田さんは娘との交換日記を思い出し、ノートに娘へのメッセージを書き始めました。季節の変化や自身の体調、孫たちの近況など、娘と話しているような安心感を得るために書き続けています。

事故から20年が経った今も、上田さんは娘と話すためにペンを手にしています。
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