米中の関税協議で意見が対立、今後の展開に注目が集まる。

米中の関税協議で意見が対立、今後の展開に注目が集まる。

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米中貿易戦争の行方はどうなるのか
1. トランプ氏は中国との関税交渉が進行中と主張。
2. 中国は協議の存在を否定し、米国に混乱をやめるよう要求。
3. 米中貿易戦争の緩和兆候として、一部品目の関税除外が検討中。

米中貿易戦争の懸念が続く中、トランプ大統領は中国との関税交渉が進行中と主張しましたが、中国側はこれを否定しています。トランプ氏は中国の習近平国家主席から電話があったと述べ、交渉は3-4週間で終わるとしていますが、中国外務省は協議の存在を否定し、米国に混乱を生み出すのをやめるよう求めています。

トランプ政権は他国とも交渉を進めており、国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季会合で各国と協議を行いました。アイルランドのドナフー財務相は、世界中の雇用や成長に対するリスクを認識し、不確実性を軽減するための手段を尽くす必要があると述べています。

一方で、中国政府は米国からの輸入品に対する関税の一部品目を除外することを検討しており、企業に意見を求めています。トランプ氏は日本との関税交渉も進行中で、合意が近いとしています。日本との交渉は他国との交渉の試金石とされ、6月のG7首脳会議での協定発表が期待されています。
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