観世音菩薩坐像の返還、日韓関係にどう影響するのか
1. 観世音菩薩坐像が対馬市に戻った。
2. 韓国での所有権訴訟が決着。
3. 仏像は対馬博物館で保管予定。
長崎県の対馬市にある観音寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」が、12日未明に対馬市内に戻りました。
仏像は2012年10月に盗難され、韓国で所有権を主張していた浮石寺が引き渡しを求めて提訴していましたが、韓国最高裁で観音寺の所有権が認められ、今年1月に返還手続きが完了しました。
仏像は法要後、防犯上の理由から対馬博物館に保管される予定です。この問題は日韓関係に悪影響を及ぼしていましたが、約12年半を経て決着しました。