年金法案が国会に提出予定、修正点が注目の的に。

年金法案が国会に提出予定、修正点が注目の的に。

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年金制度改革法案の行方はどうなるのか
1. 年金制度改革法案が閣議決定され、衆院に提出予定。
2. 自民党は法案を了承したが、立憲民主党は修正を求める。
3. 基礎年金の底上げ策が削除され、法案の成否は不透明。

政府・与党の調整が遅れていた年金制度改革関連法案が16日に閣議決定され、衆院に提出される見通しとなりました。自民党は13日の総務会で法案を了承しましたが、立憲民主党は修正を求める構えで、法案の成否はなお不透明です。

法案はパートなど短時間労働者の厚生年金加入拡大が柱で、自民、公明両党の幹事長は法案の今国会成立を目指す方針で一致しました。しかし、基礎年金の底上げ策を巡り、厚生年金の積立金を財源として活用することに異論が続出し、底上げ策が法案から削除される事態となりました。

基礎年金は底上げ策を講じなければ、将来の給付水準が3割程度目減りする恐れがあり、特に「就職氷河期世代」には影響が大きいと指摘されています。
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