広島市の平和記念式典、台湾への通知はどうなるのか
1. 広島市は台湾にも平和記念式典の通知を送る方向で調整中。
2. 台湾の出席意向を考慮し、通知送付先を見直す方針。
3. 被爆80年を迎え、ヒロシマの心を広く伝える必要がある。
広島市は今年8月6日に開催される平和記念式典について、台湾にも通知を送る方向で調整しています。当初、台湾は通知の対象外でしたが、台湾側の出席意向を考慮し、方針を見直すことにしました。
市は今月中に通知先を含む式典の概要を発表する予定です。被爆80年を迎える今年、人類の共存と繁栄を願う「ヒロシマの心」をより広く伝える必要があると判断しています。
市は4月に、各国代表を式典に招待する方法から、開催を伝える通知を送る形に変更すると公表しました。出席の判断は各国に委ね、日本に在外公館があるか国連に代表部がある195カ国・地域を対象としています。
日本は台湾を国として認めていないため、通知の送付先に含まれていませんでしたが、台湾の台北駐大阪経済文化弁事処の洪英傑処長は、案内状をいただければ出席する所存と回答しています。