海上保安庁の人材確保策は成功するのか
1. 海上保安庁が海自退職者を大型巡視船員として採用開始。
海上保安庁は、海上自衛隊の定年退職者を対象に、大型巡視船での勤務を想定した船員の採用を開始しました。これにより、今年度中に15人前後の人材確保を目指しています。
また、女性職員の増加に伴い、育児休業者を補うための代替要員登録制度も創設されました。政府は2013年度以降、尖閣諸島周辺の領海警備強化を目的に海保の定員を増やしてきましたが、自己都合退職者が増加し、欠員が拡大しています。
これを受け、海保は大型巡視船での勤務を念頭に、海自退職予定者向けの人材募集を開始しました。さらに、育児休業者の代替要員として元海上保安官も活用しています。