香港政府が日本との交流を停止する動きが進行中。背景に何が？

1. 香港政府が日本総領事館との交流を停止。
2. 高市首相の台湾有事答弁への対抗措置。
3. 中国と香港の一体化が進行中。

香港政府が在香港日本総領事館との公的な交流を停止し始めたことが明らかになりました。これは、高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁に対する中国の対抗措置に追従する形で行われており、日本と香港の間で交流の冷え込みが懸念されています。

2012年の尖閣諸島国有化で日中関係が悪化した際には、香港政府が日本との公的な接触を絶つ動きは目立ちませんでしたが、2020年の香港国家安全維持法施行以降、中国の香港への統制が強まり、一体化が進んでいます。

香港政府の投資推進局が開催予定だった日本と香港の企業交流イベントでは、香港側が領事館関係者の欠席を要求し、イベント自体が延期されました。また、香港政府で経済政策を担当する高官と駐香港総領事の面会もキャンセルされるなど、交流の停止が進んでいます。