ハリス氏、力強い演説でリーダーシップをアピール

ハリス氏、力強い演説でリーダーシップをアピール

※記事の画像はイメージです

ハリス米副大統領の演説は何を示唆しているのか
1. ハリス米副大統領は強い指導者像を演出。
2. ガザの人々に寄り添う姿勢を強調。
3. バイデン氏の外交路線を踏襲しつつ独自色を打ち出す。

ハリス米副大統領は22日の演説で、米国の強い指導者像を演出し、ガザの人々に寄り添う姿勢を強調しました。彼女はバイデン大統領の外交路線を踏襲しつつ、独自のアプローチを示しています。

ハリス氏はパレスチナの人々が尊厳や安全、自由、民族自決の権利を実現することが可能だと述べ、会場から大きな歓声を受けました。また、ガザの状況を「悲惨だ」と表現し、停戦の早期実現を訴えました。

イスラエルが自国を守る権利を支持する姿勢はバイデン氏と変わりませんが、ガザの惨状を語る言葉に力を込める姿は、バランスを取った印象を与えています。

さらに、ロシアの侵攻が続くウクライナやNATO加盟国との関係を重視し、「米国第一」を貫くトランプ前大統領との違いを鮮明にしました。トランプ氏が親密さをアピールする北朝鮮の金正恩総書記にも「擦り寄るつもりはない」と断言し、外交面で人権など民主主義的価値観を重視する構えを示しました。
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