自民総裁選で「小石河」が分裂、その背後に何が？

1. 小石河連合が分裂し競合する見通し。
2. 石破氏は将来的な連携に含みを持たせる。
3. 総裁選は混戦模様で決選投票の可能性がある。

9月の自民党総裁選で、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相、小泉進次郎元環境相の「小石河連合」が分裂し、競合する見通しとなった。

石破氏は将来的な連携に含みを持たせているが、党内には懐疑的な見方もある。前回の総裁選では河野氏が立候補し、石破、小泉両氏が支援に回ったが、今回は3人の関係に変化が生じた。

岸田文雄首相が主導した派閥解散がきっかけで、河野氏が所属する麻生派は存続し、石破、小泉両氏とは距離が生まれた。今回の総裁選は混戦模様で、決選投票にもつれ込む可能性がある。