選手を中傷した投稿者、「ただ書いただけ」と弁明。

選手を中傷した投稿者、「ただ書いただけ」と弁明。

※記事の画像はイメージです

SNSでの誹謗中傷、なぜ増えているのか
1. パリ五輪で選手への誹謗中傷が8500件超発生。
2. 日本でも誹謗中傷が問題視され、法的対応が増加。
3. 誹謗中傷の投稿は一日で消されることが多い。

パリ五輪期間中、選手や関係者に対するインターネットでの誹謗中傷が8500件以上発生したと、国際オリンピック委員会(IOC)選手委員会が発表しました。

日本でも、負けた選手に対する心ない言葉が問題視され、横浜DeNAベイスターズの関根大気選手が自身への誹謗中傷投稿について「発信者情報開示請求」の申し立てが認められたことが話題になりました。

ライターの宮添優氏は、SNSでアスリートへの誹謗中傷を繰り返すユーザーにその理由を尋ねました。プロアマ問わず、アスリートたちはネットでの誹謗中傷に悩まされており、最近は告訴や損害賠償請求の手続きをとることが増えています。

誹謗中傷にどう対峙するかはこれまで選手個人の意向に任されてきましたが、日本プロ野球選手会をはじめ、各スポーツ団体も追従するとみられます。大手紙社会部記者は、これらの変化が選手への誹謗中傷対策の大きな転換点になると説明しています。

誹謗中傷はインターネットが普及する以前から存在していましたが、最近の誹謗中傷は匿名のSNSアカウントから直接選手に向けられることが多く、精神的に不安定になる選手もいます。誹謗中傷の投稿の半分程度は一日で消される傾向があり、冷静になった後にコッソリ削除していると考えられます。
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