ウ大統領、長距離兵器で露攻撃を決断か?

ウ大統領、長距離兵器で露攻撃を決断か?

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ゼレンスキー大統領はなぜ長距離兵器の使用を求めたのか
1. ゼレンスキー大統領が西側諸国に長距離兵器の使用を求めた。
2. ラムシュタイングループの会合で初めて出席した。
3. バイデン大統領がウクライナへの追加支援を承認した。


9月6日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、西側諸国に対し、ロシアが主張する「レッドライン」を無視し、ロシア領土攻撃のために長距離兵器の使用を認めるよう求めた。

ゼレンスキー大統領は、ウクライナに武器を供給する約50カ国からなるラムシュタイングループの会合で、「ロシアが平和を求めるようにするためには、ウクライナ領内だけでなく、ロシア領内にも長距離兵器を持つ必要がある」と述べた。ゼレンスキーがこの会合に出席するのは今回が初めてである。

オースティン米国防長官は会議の冒頭で、バイデン大統領がウクライナへの2億5000万ドル規模の追加支援を承認すると発表し、「ウクライナの変化する要求に応えるための能力がさらに増強される」と述べ、迅速に提供する考えを示した。

また、ウクライナが戦場の主導権を握ろうとしている例としてロシア西部クルスク州での攻勢を挙げ、「ロシアの侵略軍は今、自国の領土で守勢に回っている」と語った。一方で「ロシアはウクライナ東部、特に要衝ポクロウシク周辺で攻勢を続けている」とも指摘した。
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