USスチールの未来に暗雲?業界の不安が増大中

USスチールの未来に暗雲?業界の不安が増大中

※記事の画像はイメージです

日本製鉄のUSスチール買収計画はどうなるのか
1. 日本製鉄のUSスチール買収に懸念が広がる。
2. バイデン大統領が買収阻止を意図。
3. 労組の反発で株価が下落。

日本製鉄が米鉄鋼大手USスチールの買収を計画しているが、バイデン米大統領が買収を阻止する意向を示しているため、先行きに懸念が広がっている。

USスチールは1901年創業の老舗企業で、近年は赤字に転落しており、昨年夏に身売りを決めた。全米鉄鋼労組(USW)が買収に反発し、11月の大統領選を控えた民主党のハリス副大統領や共和党のトランプ前大統領も反対姿勢を示している。

これにより、USスチールの株価は1週間で約18%下落した。USスチールは買収が実現しなければ、高炉施設や雇用の維持が難しくなると警告している。

バイデン氏は安全保障上の懸念を理由に買収計画を阻止するとみられているが、実際には労組票を意識した政治的理由が大きいと批判されている。
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