JR貨物、車輪整備で不正発覚!安全性に疑問の声が広がる

JR貨物、車輪整備で不正発覚!安全性に疑問の声が広がる

※記事の画像はイメージです

JR貨物の不正作業、どのような影響があるのか
1. JR貨物で車輪と車軸の不正作業が発覚。
2. 564両で金属疲労の進行が速まる恐れ。
3. 国交省が特別保安監査を実施。


JR貨物は、車輪と車軸をはめ合わせる作業で不正があったと発表しました。約8500両のうち564両で金属疲労の進行が速まる恐れがあり、7月には山口県内で脱線事故が発生しました。

同社は安全性が確認されるまで不正車両の使用を停止し、輸送力は最大1割程度低下する見込みです。国土交通省は「輸送の安全確保を根底から覆す行為」として、特別保安監査を行うと発表しました。

不正は2016年以降、輪西、川崎、広島の3車両所で行われ、上限を超過する圧力値が示されたにもかかわらず作業をやり直さず、検査記録表も改ざんされていました。今年7月24日には新山口駅構内で貨物列車が脱線し、車軸が折れているのが見つかりました。

この事故の原因を調べる過程で不正が判明しましたが、因果関係はまだコメントできないとしています。国交省は全車両の緊急点検と不正車両の使用停止を指示し、3車両所への立ち入り検査を開始しました。
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