JR貨物、全貨物列車の運行を突如停止！物流に大混乱。

1. ＪＲ貨物が検査データを改ざんし、不正行為を行っていた。
2. 全貨物列車の運行を停止し、全車両を確認する。
3. 国交省が特別保安監査を実施し、不正の事実関係を調査中。


ＪＲ貨物が検査データを改ざんするなどの不正行為を行っていた問題で、新たに確認できていなかった車両が見つかり、１１日午前に全貨物列車の運行を停止しました。

これまでに不正が見つかった５６４両のほかにも、全車両を止めて確認することになり、運行再開の見通しは不明です。

ＪＲ貨物は１０日、貨物列車の組み立て作業で検査データの改ざんがあったことを明らかにしました。不正は車輪などを車軸にはめて「輪軸」を組み立てる作業で、圧力が基準を超えていたにもかかわらず、検査記録表には基準値に収まる数値に書き換えていました。

１１日午後１時ごろ、国交省の職員が北海道室蘭市の輪西車両所に特別保安監査に入り、１２日以降も不正の事実関係や安全管理体制について調査を続ける方針です。