次世代太陽電池の普及が加速!新たな骨子案が登場。

次世代太陽電池の普及が加速!新たな骨子案が登場。

※記事の画像はイメージです

ペロブスカイト太陽電池の普及は可能か
1. 政府がペロブスカイト太陽電池の普及促進戦略を策定。
2. 導入費用を補助し、量産化と価格低下を目指す。
3. 再生可能エネルギー買い取り制度の適用を検討。

政府は次世代の太陽光発電技術であるペロブスカイト太陽電池の普及促進戦略を今秋にもまとめる予定です。ペロブスカイトは日本発の技術で、軽量で薄く、曲げられる特徴を持ち、ビルの壁や車の屋根、木造の屋根など多様な場所に設置可能です。

しかし、国内での量産体制が整っておらず、太陽光パネルより高価格となる懸念があります。政府は導入費用を補助し、需要を作り出すことでメーカーの量産化を促し、価格低下を図る方針です。

骨子案では官民連携で量産技術の確立、生産体制整備、需要創出を進めるとし、補助制度で太陽光パネルとの価格差を埋め、国内市場を育成することが明記されています。また、ペロブスカイトで発電した電気について再生可能エネルギー買い取り制度の適用を検討し、リサイクル費用補助も導入する方針です。

経済産業省は中長期的な導入目標を盛り込んだ戦略を策定するため、官民協議会を設立し、2025年度予算案には製造装置への投資支援事業を盛り込んでいます。
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